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三題話を作らないか

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[0] シノプス 2006/08/19 10:08

3つのお題を元に即興で文章を作るという、あれです。

前の投稿者が出した3つのお題を全て使って文章を書き、
最後に次の投稿者のために3つのお題を出してください。
お題が入ってさえいればジャンルは何でも構いませんが、
場所が場所ですので、官能表現などは自粛してください。

細かいことはまた後々追加します。とりあえず書いてみませんか?

179件のコメント 130番から179番を表示中

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[130] 振ると面食らう 2008/04/15 03:04

悪乗りするなよw
空気読めwww

お題が出てないので、お次「牧場」「山」「湖」(順不同)でお願いします。

[131] ↑うんこ 2008/04/15 07:29


あさ、牧場を歩いていたら、横合いから牛が出てきました。
「ウシシシ」って嗤ってるように見えましたが、勘違いでした。

どんな掲示板でも山師っているもので、ここにも頭を振っているお脳の弱い方がいるみたいですが、気にせずにどんどん歩いていくと、

足下に湖が横たわってたよ。

お次、「振る」「面」「食らう」でどうぞw。

[132] 振ると面食らう 2008/04/15 15:55

消えろ。
お前では相手にならん。
やめとけ、逃げろ、降参しろ、勝ち目は無い。

振ると面食らう

お次「鳩」「公園」「三輪車」

今後悪質レスはスルーで宜しくお願いします。

[134] Kelp 2008/04/17 23:54

その時、僕は一人で…
公園のベンチに横になっていた。
三輪車に乗った小さな女の子とお腹の大きいお母さんが道を塞ぐ鳩を気遣いながら歩いている。

女の子は鳩に先を塞がれ三輪車から降りた。
周りを囲まれても嫌でもなさそうに鳩を追いかけて遊ぶ事にしたようだ。
お母さんはこの世の幸せを一身に受けたような優しい顔で、微笑んでそれを見ている。
僕はその人にベンチを譲ろうと体を起こした。

「お母さん…どうしてこの人はこんな所で寝ているの?」
女の子が不思議そうにお母さんに聞いた。
幸せそうに微笑んでいたお母さんはその子よりもっと不思議そうに言った。

「ベンチには誰も居ないわよ?変な子ねぇ。」

そうか…僕はもう死んだんだった。
ただ満開の桜を見上げることだけが僕の最後の望みだったのだ。
それが叶ったから僕はもうここを去るよ…

女の子の上に咲く桜の花が風と一緒に舞った。
その女の子は言った。
「早く弟が生まれてくるといいな…」

次のお題は「オルゴール」「地図」「分ける」で。

[135] いいじゃん 2008/04/18 06:19


オルゴールの中に地図がありましたので、みんなで分けました。

次、「振ると」「面」「ドーナツ」でどうぞ。

[136] 振ると面食らう 2008/04/18 20:38

>オルゴールの中に地図がありましたので、みんなで分けました。

日本語にもなっていない。
理解不能の駄文。
ヒネリも無ければユーモアもウィットも無い。
だから文才の切れ端さえも見出せない。

スルーでよろしく。

次のお題は「オルゴール」「地図」「分ける」で。

[137] Kelp 2008/04/18 20:49

「ねえ…風の盆って知ってる?」
付き合いだして3年目の夏、彼女は突然僕に聞いた。
「知らないよ…何それ?」

知らないの?割りと有名なお祭りよ?
富山の八尾市で毎年9月1日から三日間、町中がお祭り一色に染まるのよ。

今では観光客でいっぱいになって幽玄な雰囲気は薄れてしまったけれどそれはそれは静かなお祭り。
町内ごとに揃いの浴衣を着た町流しの踊り手たちが、通りのところどころに立って
観光客に踊りの手ほどきをしてくれるんだけど…
面が見えないように下向きに…俯いて、ドーナッツみたいな大きな輪になって踊るのよ。
たった一度行っただけのところだけど、あの町では時間が止まるわね。

「面白そうだね、でもただの盆踊りだろ?何か違うの。」

何を言ってるの?(ここでクスっと笑う)
あの胡弓の音色、草履の擦れる音、神経の全てが凝縮された指先…
小さな子どもにだって私たちの付け焼刃の踊りでは敵わない。
まあ、簡単に言うと収穫の踊りなんだけどね。
今度一緒に行ってみない?

僕は軽く首を振ると隠れてそっと舌を出した
あやうく引っかかるところだったのだ。
確かそこは彼女の生まれ故郷の近く…ニッコリ笑ってもだまされない。

まったく適齢期の女性の話にはどんな詭計が隠されているかわかったものじゃない。

次は「悪霊退散」「古い」「愛」で。

[138] Kelp 2008/04/18 20:51

失礼。書いてるところだったらしいですね…
まぁ、あんまり気にせずに。

[139] 振ると面食らう 2008/04/18 21:03

ああ、いいんですよ^^

次は「悪霊退散」「古い」「愛」で。

これでいきましょう。

[140] ↑コピペ馬鹿 2008/04/19 09:51


古い悪霊が愛汁で退散しました。

つぎ、「振ると」「面」「食らう」

はい、どんぞ。

[141] おっさん 2008/04/19 19:33

「振ると」「面」「食らう」

指揮者がタクトを振ると演奏者は指示に従うのか。
どうも、そうじゃないらしい。
曲を指揮者の解釈として、演奏者に面と向かってイメージさせる。
演奏者はプロ、ヘタな奴は混じっていない。
指揮者は演奏者の力量を見下して、存在はないと聞いた。
もし、見下したのなら・・
演奏者からの残酷なしっぺ返しを食らうらしい。

タクトは指示を与えるのではなく、演奏者の信頼で振られるものだという。
たぶん、理解不能だろう。

[142] おっさん 2008/04/21 00:06

「悪霊退散」「古い」「愛」

男は女に未練があった。

だからさ、僕はいつも君を心配しているんだ。
昨日だって、何時に家に帰ったんだと思ってる。
ずーと玄関で君の帰りを待ってたんだよ。
なのに、僕を見ても無視して家に入っちゃうんだから。
僕の気持ち、わかってくれよ。
古い人間だから、ストレートに言えないだ。
・・・・・

ねぇ、いつまでも無視しないで、何とか言ってよ。

「いつまでダラダラ喋ってんの。ストーカーのくせに!」
あ、悪霊退散ってことね。はい、はい、了解しました。

次は「魔よけ」「後塵」「醤油」でお願いします。

[143] おっさん 2008/04/21 00:08

>>142 訂正

「悪霊退散」「古い」「愛」

男は女に未練があった。

だからさ、僕はいつも君を心配しているんだ。
昨日だって、何時に家に帰ったんだと思ってる。
ずーと玄関で君の帰りを待ってたんだよ。
なのに、僕を見ても無視して家に入っちゃうんだから。
僕の気持ち、わかってくれよ。
古い人間だから、ストレートに言えないだ。
だって、僕は君を愛し・・・・・

ねぇ、いつまでも無視しないで、何とか言ってよ。

「いつまでダラダラ喋ってんの。ストーカーのくせに!」
あ、悪霊退散ってことね。はい、はい、了解しました。

次は「魔よけ」「後塵」「醤油」でお願いします。

[144] Kelp 2008/05/07 21:56

課の新人歓迎会に遅れる…外回りの仕事が思ったよりずっと手間取った。
僕はこの三月に寿退社をした上司の女性に、その妹が入れ替わりに入社するから…
と彼女の魔よけになる事を頼まれていたのだった。

この上司には可愛がって貰った。
凛とした美しい人だったが35を過ぎても独り身で、周囲では秘かに結婚する意志がないのだろうと噂しあっていた
だからその上司の突然の寿退社のニュースには誰もが驚いたものだ。

魔、とは僕と同期の奴でちょっと可愛い娘と見れば必ずモノにするという鬼畜な奴だ。
なびかなかったのは辞めていったその上司だけではなかったろうか?
僕は今夜、そいつの後塵を拝するわけにはいかなかった。

歓迎会はすでに佳境に入っていて、僕が遅れて席に着いた事に気付く者も居ない。
彼女を探すと思ったとおり…魔の隣に居た
彼女の周りだけが白く浮き上がって見える。
奴は彼女に自分が一番イイ男に見えるだろう角度から話しかけている。
魂胆はミエミエだった。

隠れるようにして彼らを見ていると奴が彼女にしょうゆのビンを差し出した。
その時、しょうゆのビンは傾き彼女の白いシャツの袖にシミをつけた。
「あっ。」
僕は思わず声をあげた。
彼女に一部始終を見ていたと知られてしまっただろうか
奴がその場から彼女を連れ出すに違いない…と僕には見えた。

ところが、彼女は奴に笑いかけながら大きく首を横に振ると奴のそばから離れ歩き出した。
袖口を抑えながら僕の後ろを通る時、彼女は立ち止まり僕に言った。「アナタは私の魔よけじゃなかったの?」
「姉に言われたのよ。私の様にはなるな、とね。」

そう言ってクスっと笑うと彼女はそっと女子トイレに消えて行っ
た。

次は「野菜」「募集」「教える」で。

[145] へのへのもへじ 2008/05/10 21:30

はじめまして。新参です。よろしくお願いします。

幼い頃からこの街の、この商店街の、この交差点の角にある、この中華料理屋が好きだった。

豪華な本格中華料理の店などとは程遠い、大衆向けの安っぽい店だ。
大体、本格中華料理の店は、こんな流行らない商店街の片隅などに門を構えたりはしない。

若者の感覚に迎合する気の全く無いおやじさんが営む靴屋とか、マーデティング戦略の重要性を理解する事を放棄した金物屋とか、カラーリングといえば白髪染めしか経験したこの無い床屋とか、そんな廃退的な雰囲気の立ち込めた商店街の一角に、
中華料理屋 『幸楽』 はあった。

何よりも名前が好きだった。なんていい字だろう。
宇宙を構成する内のポジティブな部分だけを凝縮して、全ての無駄を省いたようなその名は、どこにも文句を付ける処が無い程に完璧な名だと思えた。
もう一つ、店内のポスターが好きだった。
若い水着の女の子が、ビールジョッキを持ってこちらに微笑みかけている。胸とビールを強調している。
何年たってもこのポスターは張り替えられることが無く、いい具合に色褪せていた。
その色褪せ具合は幻想的で、若い女の子のポスターなのに、一種の歴史を背負っていた。
隣に申し訳なさ程度に張ってある、『従業員募集』の紙が、嫌に現実っぽくて、ポスターとのコントラストが魅力的だった。
オヤジさんの趣味に一致していたのか、それとも単に面倒くさくて忘れ去られていたのか、どちらかは今でも分からない。
どちらにしても、女の子がエロスと健康を、色褪せ具合が哀愁と時の経過とを表現していたことには疑いようが無かった。
こんなポスターに、年少時代に出会えた事は、間違いなく人生の幸運の一つに数え上げておくべき事だ。

その頃の商店街は、減少の一途を辿る客足に悩んでいた。
お客さんを呼び戻すにはどうしたら良いか、という問いに対し、彼らは、福引を定期的に開催する、という解を導き出したようだった。

経済のグローバル化や金融ビックバンなどのマクロの現象を考慮に入れれば、地元の商店街に客が集まらないなどと云う事態は、
福引などという手段では根本的な解決になり得ないということが今なら明瞭に理解できる。
これは時代の現象であり、被害者も加害者も居ないのだ。
しかし、当時中学生だった私はその様なことを商店会長に教えることができたはずも無く、
「駅前にできた大型スーパーが悪いのだ。」という彼の主張を漠然と信頼していた。

十年前の時点であれ程に全力で時代を読み間違えていた我が愛する商店街が、この新世紀をみごと乗り切り、今も活況を呈しているとは、もとより期待していなかった。
だから、十年ぶりにこの街に帰ってきて、まだ『幸楽』はある、と聞いた時は、単純に嬉しかった。

[146] へのへのもへじ 2008/05/10 21:31


大事な話をする時は『幸楽』で、とは昔からの自分なりの決まりごとだった。

午後七時に母と『幸楽』へ向かった。私が誘ったのだ。
母と会ったのも十年ぶりだ。
突然の息子の帰郷に驚いたようだったが、彼女は詳しい事情を何も問いただしたりしはしなかった。

十年ぶりにこの中華料理屋ののれんをくぐる。
店内を見渡す。
あのポスターはもう貼っていない。従業員も募集していない。客はまあまあ賑わっている。
中国の歴史・文化・政治的問題などに一ミリも感心の無さそうなオヤジが、奥の厨房で餃子やチャーハンを作っている。相変わらずだ。

母はラーメンを、私は野菜炒めを頼んだ。
「野菜炒めだけ・・・?」
母は上司から意味不明な冗談を言われた部下のように、
相手を傷つけずに真意を汲み取ろうとしているみたいだった。

「いま必要なのはこういうものだと思ったんだ。」

「こういうモノとは?」と母。

「普通で具体的なものだよ。毎日の野菜とか、挨拶とか、お金とか。」

「うん。そうね。」

「逆に、偉そうで抽象的なものはいらないと思ったんだ。きっと。」

「例えば?」

「『正義』とか、『芸術』とか。」

「・・・うん。そう・・・・」

「俺、高校の美術教師になることになったんだ。凄い倍率だったんだよ。大変だったんだ。今まで心配かけたけど、もう平気だと思う。」

「そう。すごいじゃない。頑張ったのね。やっとあんたも落ち着いたわね。母さん嬉しいわよ。本当に。」

母は本当に嬉しそうにに云って、十年前にポスターが張ってあった壁の辺りをぼんやり眺めてから、少し悲しそうに厨房のオヤジに声をかけた。

「餃子の追加お願いできるかしら。」

:長文すみません。
次は、 『蛙』『CD』『ヘアピン』でお願いします。

[147] 飛鳥 2008/05/15 17:49

「来たれ職人!芸術作品募集中、ついに最優秀賞発表!」

 ふいに目に止まったそんなニュース。
 自分には縁の無い話だ。もしあったとしても、テレビという情報媒体を通した傍観者としてのものでしかない。

 しかしそれも、今だけはかなり自分の興味を向ける対象になっていた。

 巨大な暗幕に隠された「最高の芸術作品」。その不可思議なシルエットだけが、こちらの興味をより一層引き付ける。

 その形は朧気にしか見る事はできないが、少し横に広めの球体。しかも上部には飾りのようなものが無造作にくっついている感じだ。

 やがて天をつんざくような轟音が辺りを支配する。
 その効果音はその場の観客たちと、画面の向こうの自分にまで興奮と高揚感と期待を抱かせる。

 まだか、まだか、まだか。

 誰もが待ちわびた瞬間は一瞬。
 暗幕は重力に従って落下していく。

 そこにあったものは。

 みずみずしさを残した赤い赤い、美味しそうな・・・

 トマト。

「私たちのトマトを見た人、食べてくれた人が笑ってくれるような、そんなトマトをいつも作りたいと思っていました」とは投稿者の弁。

 いつも消費者の事を考えた農家の人々の心。
 そんな気持ちの結晶というべき大きなトマト。

 野菜とはなんたるか。芸術とはなんたるか。

 今こうして食べる赤い果実に教えてもらえた気がする。
 溢れ出る果汁はなんとも酸っぱかった。

駄文っすね(;・ω・)精進します

さてお次は「時計」「夕日」「恋心」

結構難易度は低いと思います

[148] 飛鳥 2008/05/15 17:52

俺KYすぎるww
スルーの方向でよろしくです

[149] Kelp 2008/05/16 20:35


隣に誰も座っていない車の助手席を携帯電話と上着で塞ぐ。
昔は確かに、君が隣にいた。

走り始めた車の中を冷たい闇とCDの音だけが支配する。
もう10年…
今夜は初めて、君の最後の地まで走ってみようと思うんだ
上り坂のヘアピンカーブを抜けて、車ごとダイビングしたあの場所へ。
完全なる誤解を解く暇もなく飛び出した君の後姿…
ヒステリックな車のエンジン音に後を追うこともしなかった僕。

あれ以来、路肩が広くなった道路は今ではもう危なくは無い。
君の命が何人かの危機を救ったんじゃないだろうか…
車を停めて外に出たらガードレールには一匹の蛙。

君の車と同じ緑色をしてた。

次は「時計」「夕日」「恋心」で。

[150] へのへのもへじ 2008/05/16 23:04

ねえ!? 桃子もそぉ思うでしょ!?

あの課長、女だからって私のこと舐めてかかってんのよ。絶対そう。
なに?あの言い方! こっちは真面目に考えてたんだっつうの!

良い感じじゃないの!! 『夕日色』の色鉛筆。
お洒落じゃない? 絶対 売れるって。

ヒット曲はの題名は『夏色』で、かき氷の味は 『ブルーハワイ味』よ?
どんなっ色でどんな味なんだ、っつぅの。

そんなんに比べたらさぁ?私の新商品のアイデアの方がよ?
具体的に色をイメージできるのに、なんだか詩的な響きを奏でつつ、
さらに哀愁を漂わしてるあたりが そこはかとなくお洒落じゃない?

だいたいさ、『山吹色』とか『群青色』とか、何の色だかわかんないんだよね。
そんなんだからこの業界、若い世代の顧客が減る一方なんだよ。
『群青』ってなんの名前よ? 見たこと無いっつの。
桃子ある?
景色なの? 生き物なの?
『ネッシー』とか『恋心』とかと同じたぐいだよね。 絶対そう。
名前だけ皆が知ってるのに、その実体は誰も見たこと無いの。

え?

コウブツ? なに? 好物?食べ物なの?
違う?
ああ。 鉱物ね。 へえ。 群青って石の色なんだ。

あ。!!
ナニ人と話してる最中に時計なんか見てるわけ!?
そんなに私との食事はツマラナイですか!?

なによ。。。私ばっか、愚痴っててさ。。

どうせカッコよくてオカネモチでヤサシイ彼氏の自慢話したいんでしょ。
いいわよ。
聞いてあげるわよ。さあ! 話せば。今度は私が聞く番ね!

え?
なに。。 べつに、、、そんな、、、

そう?

じゃあ、、

そんなに言うんなら、、、。
話すわよ。

私が企画した新商品はね、今までの色鉛筆とは全然違った配色の12色なの。
ほら、わたしクレヨン王国とか好きだったから。小学生の頃。

でね、『夕日色』の他に、いま流行りの『マンゴー色』とか、、

::次回は 『権力』『考古学』『振り子』でお願いします。

[151] rs 2008/05/18 06:48

「韓国における出土品と日本の九州沿岸における遺跡の出土物の類似点を見るときに、」と、韓国人のA教授は日本人と日本文化が朝鮮半島に由来するとの自説を誇った。
「韓国における出土品と日本の遺跡の出土物の差異を見るときに、」と、日本人のB教授は具体的な事例をいくつかあげて、A教授の説を頭ごなしに否定した。
その否定に怒りに近い感情がこもっているのは、韓国人A教授の主張の表現に日本人を見下すニュアンスを感じ取ったからに違いない。
しかしながら、日本人B教授も怒りに流されて、自説の展開に意図して韓国人A教授個人を蔑むニュアンスを込めている。
二人の怒りは沸騰し、醜い罵倒合戦に発展した。
両国の考古学専門誌は毎号この二人の中傷合戦を学術として掲載し続けることになった。
当然のことである。この二人はそれぞれ韓国と日本を代表する出土物研究の第一人者なのである。己の国の考古学会の権力を背負い君臨しているという自負が、負けられない!、相手を打倒してやる!という意識を生み出すに違いなかった。
両国を代表する識者の罵倒の都度、日本人のルーツは振り子のように朝鮮半島由来か否か、どちらか一方に揺れ動いた。

十数年の時が流れ、若い研究者がふと手を挙げて発言した。
「あの、、、世界の人々の遺伝子を解析してみたとき、、、」
出土物の調査解析という古典的な権力の主流から離れ、考古学者の癖に遺伝しなぞとバカにされていた研究員の発言である。
世界という大きな視野、アフリカにおける人類誕生から世界各地への人類の広がりという数千年の時のスケールを踏まえた研究員の地道な調査結果に対して、朝鮮半島や日本に限定された知見に頼った罵倒合戦の醜さが浮き彫りになる。
研究員は続けた。
「日本人が誇るべき物は、世界の人類、世界の文化の一つの合流点として異なる物が和合していると言うことではないでしょうか。」
権力者たちを黙らせてしまったものは、研究員が提示する真理のすばらしさに対する感動だろうか、それとも己の姿の矮小さだろうか。

*********************************************
実はこの話、半分実話です。
数十年前、考古学専門誌を読んでいて私はあきれ果てて考古学に興味を失いました。
でも、その後、別の科学誌で遺伝子研究と人類の伝播に関する研究を読んで、なんとなく部外者ながら、面子を失った権力者に対して「ざまあみろ」って思ってしまいました。(笑)

では、次のお題、『世界』『生命』『遺伝』でお願いします。

[152] Mr.G 2008/05/18 14:11

世界で一番、いゃ、
宇宙で一番、君を愛してる。

「ねぇパパ、宇宙人ってほんとにいるの?」
小さな体の 大きな瞳が、キラキラと私に問いかける。

「お前はどっちだと思うんだ?」
「うんとね、うんとね、……わかんない!」
娘はとなりに座って私の顔を見上げた。

私の顔は思わずほころぶ。
「そうだな。パパにもわからない」
小さな体を抱き上げると、とろけそうなくらいの微笑みがかえってきた。

どうやって伝えようか、この宇宙の無限なる可能性を。
どうやって伝えようか、この生命の連鎖の素晴らしさを。

映画のセリフでも借りようか。
君はどう思うだろう。

「でも、この広い宇宙にいるのが私たちだけだなんて、もったいないと思わないか?」

いつまでも君を見守ろう。

愛すという遺伝子が、宇宙のどこかにも存在していてほしいと思う。

>>151
俺も知ってますその話(笑)
日本の方のほうは近郊の大学でまだご健在でらっしゃるので、
どのようなお人柄なのか一度 草場の陰から拝見したいです。

もしよければ次は
「バント」「アクセ」「えんぴつ」でお願いします。

[153] へのへのもへじ 2008/05/19 20:31

『・・・不愉快だな・・・』、Kはさも愉快そうにそう言って、白い歯をのぞかせた。

『ありがちな結論であることの一体どこが悪いんだろう。
 当たり前で正しいことは何度でも主張しなくちゃいけないんだ。
 こういうね、わざわざ奇抜な意見を言う輩は、本当は話し合われている内容になんて興味ないんだよ。
 ”人と違う事言ってる自分”に興味があるだけなのさ。
 嫌だろ?こんな奴に、自然保護論は人間のエゴだ!とか適当なこと言われるの。』

Kは、先日買ったばかりのアクオスの液晶画面の美しい映像を見つめ、
笑いながら 『そう思わないか。』 と私を横目でにらむ。

テレビ画面の向こうでは、一般人から識者まで入り混じったトーク番組が催されている。

一本のえんぴつが我々の手元に届くまででさえ、多くの資源とエネルギーが消費されている、
我々は大量生産・大量消費という社会構造を今こそ改め、循環型社会に移行し、
豊かな自然を守り未来に残さなければならない。
そんな内容のVTRに、会場に居た一人の若者が異を唱え、持論を披露しているところだった。

シルバーのアクセを右手首と左手中指にきらめかせ、
胸元の大きく開いたシャツを重ね着している銀髪のその青年は、
自然保護の運動など人間の勝手な偽善に過ぎないと指摘していた。

誰も彼を追い詰めていないし、そそのかしてもいないのに、
高説をのたまわっている内に高揚が絶頂を向かえたのか、
ついに彼は、人間のエゴイズムの救いようの無さを嘆き、糾弾し始めた。
明らかに我々一般人がするには、身の程をわきまえない高尚過ぎる話題だったが、
彼は誰にも頼まれていないのに自分からその話題を選んだのだ。
彼は会場のインテリ達に向かって意図的に毒を吐き散らし、意図せずに口から唾を飛ばしていた。

『ほら。コイツは環境のことなんかには関心が無いんだよ。
 環境の悪化は止めなきゃいけないに決まってるだろ。考えるまでもない。でなきゃ皆が死ぬんだから。
 けど、人間のエゴなんて、本当にどうでもいい瑣末な問題だよ。
 環境問題にまで人のエゴを見てとろうとする奴なんてね、つまるところ、エゴが好きなんだろ。
 見たいから見えるんだ。敵は外側になんていないんだろうね。』

Kは、もう何度も繰り返し見て内容を暗記してしまった映画をまた見させられる人みたいに、気だるそうだった。

私はチャンネルをまわした。

東北のプロ野球チームの選手が、スリーバントを失敗し、数少ない得点のチャンスを潰し終わったところだった。
その選手はなんの言い訳もせずにカメラのフレームから消えた。

『こういう場面が好きなんだ。』
Kはたいして面白く無さそうにアクオスの液晶に向かって感想をもらした後、
今度は私に向かって、楽しそうにその理由を説明し始めた。

次回は:『坊や』『猫』『門』 でお願いします。

[154] Mr.G 2008/05/20 02:54

かつて一人だけ俺のことを"坊や"と呼ぶ人がいた。

古くて広い日本家屋に住んでいたお婆さんだ。戦時には疎開にくるような田舎だった。
彼女の長男はすぐ近くに住み、次男は都会のほうに家を構え、末の一人娘は二つ隣の県の酒屋に嫁いだ。

とても優しいお婆さんだ。
たまに訪ねて腹が減ったと訴えればやおら自分の食事を分け、物寂しいと思うときにはそっと頭をなでてくれた。

俺がはじめてお婆さんに会ったのは米寿も間近の頃だった。
夫はすでに亡く、広い家に彼女は一人で居た。

目に見えて痩せ細った体。
床に居着く時間は日に日に長くなっていった。
坊や、坊やと俺を呼ぶ。穏やかな顔で。

とても優しいお婆さん、だった。

彼女には三男がいた。
出兵した先で行方知れずとなり、遂に帰らなかった。
彼の年はまだ満ちたばかりだった。

家が空になって数年ののち、長男が家を壊しに業者と来た。
いい加減、俺もここから去ろう。
「ん?まだいたのか、この猫」
長男がすれ違った俺に言った。

きょうはよく晴れている。
俺はもう二度とくぐることのない門をくぐった。

振り返ると、門の中で涙をこらえながら万歳を言う弱々しい女性の姿が見えた気がした。

俺は一言、「みゃあ」とだけ泣いた。

次は「ケータイ」「駅」「CD」でお願いします。

[155] らっこん 2008/05/22 20:00

もう歩き疲れているのだが、ケータイは鳴らし続けなくては

ならない。まだ今日の泊まる先が見つからないから。

何人もの友人にかけているのだが、何故だろう?今日は誰も出ない。

ネットカフェ難民になってから、もう2年になる。

だが昔はカフェ難民であっても何かが違った。

夢があった。希望で目がキラキラしていて、自分の中に満ち溢れていた。ショップの店員をしていた。大好きな仕事だった。

でも忙しすぎたのだ。

友人にと連絡が取れないので、今日はネットカフェで過ごすことにした。駅のほうへ向かった。個室を取り

薄汚れた鞄から、化粧品を出したが、かなり汚れている。

そして持ち歩いているCDを聞きながら

スナックを食べた。今日の晩御飯だ。

どこで間違ってしまったのだろう。あの希望に燃えていた日々。

給料は少なかったが、生きていた。

今は死んでいる。

今はキャバクラの仕事をしているが、殆ど休みがちで

やる気がしない。給料もその日暮らし。

答えは、そう・・・

胸の中の炎が消えたら駄目なんだ。

希望に燃えてなくては生きてはいけないのに・・・

希望を捨ててしまったのは私だ。

辛くても、希望の輝きが私を生かしてくれていた。

もう消えてしまった私にはエネルギーが枯渇して

再出発できそうもない。

今日も、そんな都会にのまれた人たちが、街を彷徨っている。

明日に希望をもつことなく。

[156] らっこん 2008/05/23 00:49

次のお題

「スーツケース」「水筒」「鳩」

[157] おっさん 2008/05/23 01:32

「スーツケース」「水筒」「鳩」

老人は古びたスーツケースを持っている
そこから、乗りそこねたフェリーが見えている
 仕方が無いか
薄暗くなる乗り場で老人は朝まで待とうと思う
財布の中身が少ないのだ
ベンチに座り水筒に入れた酒を飲みだした
 あいつに酒での嫌みを言われたなぁ
その妻に先立たれた
上着のポケットから豆の袋を取り出す
歯の少ない老人はひとつずつ唇に押し込んだ
夜の海が深い闇に溶けてゆくのが見えた

鳩が老人の手をついばむ
驚いて立ち上がった老人の前に妻が立っていた
優しく微笑んでいる
老人は喜んで妻のいる場所へ歩き出した
夜の海と深い闇に老人が消えた

次は「田植え」「都会」「雨」でお願いします。

[158] Kelp 2008/06/06 19:50

「田植え」「都会」「雨」

六月に入って梅雨らしい日々が続く。
ビルに降る雨は音も無く地面を濡らし、人々の足を少しだけ速めさせる。
君にはそんな都会が似合っていた。

ふらり、と言う感じで重たい木の扉を押して君はこの大音響の部屋に入ってきた。
僕はちょっとだけ扉に視線を送るとギターを弾き続ける。
つまらない歌のコードを毎夜押さえるだけの仕事。
カラオケで歌われる曲なんて同じようなものばかりだから…楽な仕事だった。

君が一人でカウンターに腰を掛けていると、まるで磁石に吸い寄せられるかのように数人の常連客たちが寄っていく。
そうして君は週末にだけこの店に顔を出すようになった。

歌は一度も歌わなかった。
仲間たちが歌えばそれなりに聴いているのだが少しでも音をはずすと君は顔を顰めた。
君が何処に住んでいて何をしていてどんな声で話すのか…
僕は知りたいと思ったけれど二人で話しをする機会は一度も無いままに半年が過ぎた。

3月になると君はぷっつりと店へ来なくなった。
気づいたのは4月も半ばの頃、彼女はどうしているのだろうと店の常連たちも僕もそれを気にした。

去年の6月…ちょうど今頃の季節に君は初めて来たときと同じ様に、ふらりと店にやって来た。
ちょっと陽に焼けて、ちょっと痩せて…
誰かが君に「海外にでも行っていたの?」と尋ねる。
君は可笑しそうに笑って言った。
「いいえ…3月から5月って田植えの時期でね…忙しいのよ」
冗談だと誰もが思っただろう
けれど君は真剣で、みんなに種明かしをして見せた。

「私は此処まで1時間以上もかけて通ってるのよ?」
「去年の稲刈りが終わった後、たまたま此処に来たんだけれど、忙しくしていると忘れてしまうものね」
初めて聴く君の声…
君は僕に視線を向け、近寄ってくると、言った。
「ギターを弾いてくれる?曲名は・・・・・・・」

それは僕の弾けない曲だった。

あれから1年、今日も雨が降っている。
そろそろ君がふらりとやってくる頃だろう。

僕が此処をやめて君の田舎に行く決心を固めたのか…
それを僕から直接聞き出す為に。

次は「砂利」「永遠に」「ルール」で。

[159] 理子 2008/07/04 21:11

「砂利」「永遠に」「ルール」

ザッ、ザッ、ザッ・・・
砂利を踏む音だけが聞こえる。
まるで侵入者が来たことを知らせるように。
神々が宿る森の中。
立ち止まると、木々の息づかいまでが聞こえてきそうだ。

鳥居の前で一礼。
鳥居の中央は避けてくぐる。
手水舎で心身を清める。
お賽銭を入れて二礼二拍手。
何の下心もないことを神様に証明するためののものだが、いつもここで迷いが出る。
下心があるからここに来たのではないのか・・・
そして一礼。
鳥居の外に出て一礼。

こんなにきちんと参拝のルールを守る自分が時折可笑しくて仕方がない。
なぜなら、守らなければ御利益が薄れるような気がするからだ。
周りを見ていても、みんな同じ。
こうやって神社参拝の儀式は永遠に守られていくのだろう。

次は「朝顔」「落ちる」「飛行機雲」で。

[160] 振ると面食らう 2008/08/25 20:00

明朝・・・
太陽をのぞく全てが蒼い。
朝顔の花びらをすべり落ちる露が美しい。
飛行機雲を追うと、数機の編隊。
畑に落ちた紙には「日本は降伏せよ」

次「山頂」「池」「寿司」

[161] 奈々 2008/08/26 16:54

お爺さんは狸山の
池の女神に,毎日働いている褒美として,願いを2つ叶えてもらった。

1つは山頂まで登山できる力を与えてもらった。

そしてもう1つ。
山頂に寿司屋を建てた。

[162] 奈々 2008/08/26 17:07

次のお題は
[着物]
[畳]
[蜩]

[163] 振ると面食らう 2008/10/02 18:00

「来たようだネ」
ふすまがパッと開くと鼻の低い女中が膳を運んできた。
「これだよ、待ってました、これが珍味なんだ」
彼は着物の袖をたくしあげ、畳の上に膝をついて膳をのぞき込んだ。
「おい、なんとも言えないぞ、ここまで来た甲斐があったな。よそ見してないで見ろよ」
無茶いうな、お前がヨダレを垂らしているのはセミだよ。

お題「ドナドナ」「玉ねぎ」「デミグラスソース」

[164] がりがり 2008/10/03 06:40


>無茶いうな、お前がヨダレを垂らしているのはセミだよ。

よ、こんなドナドナ頭がさあ、玉ねぎで涙をこらえながらさあ、デミグラソース頭からぶっかけたそうじゃねえかw

お題「クルクルパー」「留年」「個室ビデオ」

[165] 蘊蓄才女 2008/10/03 12:28


あらぁ じぃじったら
またこんな所で油売っちゃってぇ
クルクルパーばっかりいる老人大学も留年したんだって 本当?
あたしと一緒に個室ビデオ行かない?
いいとこよん

お題
「耳」 「紫」 「雨」

[166] がりがり 2008/10/03 13:02


耳なし阿呆一がさあ、紫の雨に打たれたんだってよw

お題
「阿呆」「成りすまし」「風俗店」

[167] 蘊蓄才女 2008/10/03 14:04


もぉじぃじったらぁ
短気なんだから
あたしも阿呆ね
じぃじの彼女に成りすましたのに
ばれちゃったのね
またあの風俗店でお会いしたいわぁ

お題
「ごま」 「菓子」
「禁欲」

[168] がりがり 2008/10/03 15:47


ごま塩あたまのおヴァカさんがねえ仮死(菓子)状態で発見されて、よくよく調べたら、禁欲生活が長すぎたらしいわw

お題
「塩」「華氏」「金曜」

[169] 振ると面食らう 2008/10/03 18:35

金華ハムは肉の塩漬けを燻したものである。
その汁が瓶詰めにされて売っていたがあれをチャーハンの隠し味に使うと最高である。

お題「大」「中」「小」

[170] 総評 2008/10/04 20:24

金大中は肝っ玉が小さいぜ

お題「空」「ラーメン」「バス」

[171] 振ると面食らう 2008/10/14 21:48

昼下がりに目覚め、空腹を覚えた。
街に這い出て、入ったラーメン屋には無愛想なオッサンと若干ボケ始めたオバン。
手垢と脂で虹色に光るグラスに水を注ぐオバン。

小さなポンコツのテレビでおどけるつまんない芸人の声。

半年前の漫画誌に飛び散ったラー油の跡がパルプを透かす。

無言で近づきラーメンを置いてはレジにほほ杖をつくオバン。

脂の浮いた何の変哲もないスープに沈むカンスイで黄色っぽい麺は歯応えが軟弱であった。
申しわけなさげに漂う焼き海苔の磯の香りが邪魔。

ああ480円

文句は言えぬ。

手汗でネチョッとなった五百円玉をオバンに渡すとレジスターがチンとやかましく吠え、残った二枚の十円玉にギザ十が一枚。

帰りのバスには乗れないが、いいやもういい歩いて帰る!

お題「待つ」「帰る」「寄り道」

[172] Mr.G 2008/10/18 01:25

— 我だけを想う男のつまらなさ 知りつつ君にそれを望めり —

金曜日の遅い家路。俺を待つ者はいない。
妻は出て行った。それは今朝の事。
女の同僚との仲を疑われた。
結婚前に遊びすぎたのが原因か、否定をしても信じてもらえなかった。
妻ともはじめは遊びのつもりだったのだ。

誰かと飲みに行こうかと思ったが皆先に帰ってしまい、
結局、数年前の独り暮らしの時のようにコンビニで弁当を買った。
コンビニから家までの距離が長く感じられる。
秋も深まりYシャツだけじゃ寒くなってきた。
そうだ、このYシャツも土日のうちに洗ってアイロンをかけなきゃならない。
ああ、最近天気良くないのになあ。アイロンどこにあるんだっけ。
ぐだぐだと愁いながら、スーツの上着をはおり人もまばらな夜道を帰る。

マンション前に見える人影。
影は小走りに近寄ってきたかと思うと、手にあるコンビニ袋を見て苦笑った。
「お帰り」
見慣れたはずの顔を見て思い立つ。
久しぶりに、デートでもしようか。今日これから。
夜も遅いしコンビニまでの距離だけど、
立ち止まって見つめ合うのではなく同じ方を向いて歩こう。
ふたりでなら寄り道だって道になる。

君が望んだのだ。ツマラナイ男になることを。
芯まで冷えた長い髪を暖めるように、スーツの上着を細い肩にかけた。

お次の方「HTCのベルト」「化粧の匂い」「目」でお願いします。

[173] 明石は剣道やってるらしいよ 2013/12/29 01:18 io/aHpTAgHl

HTC……調べたのですがブランドでしょうか……
とりあえずその設定で書かせて頂きます。間違っていたら訂正お願いします。

「妖怪って、見たことある?」
その昔、中学時代の俺には女友達がいた。
そいつは上記の質問から分かるように奇っ怪な奴で、文字通り乳臭い(そいつはいつもミルクの匂いがした)ガキだったが、過去の愚鈍なる俺はそいつに淡い恋心なんかを抱いたりした。

愚かなり。

中学を卒業してからそいつとは疎遠になった。これは俺の推測にしか過ぎないが、そいつは中学時代となんら変わっていないのではないのだろうか。未だミルクの匂いを撒き散らしたままキラキラの目をしてーーしかし体は成長している。
危ない妄想ではあるがそれだけ甘美だった。我ながらキモチワルイ。
ちなみにそいつの名前はーー

「幾野絢子です」
ーー幾野絢子。

そして過去にとんだあげくキモチワルイ妄想に浸っていた俺は、あり得ない名前
のお陰で現実に戻される。
目の前の女性に目をやった。ウェーブのかかった茶髪、フェミニンなブラウスにスカート。それはオシャンティーなカフェによく溶け込んでいて、あの乳臭い幾野絢子とはどうやっても結び付かない。きっと同姓同名の別人だろう。だって化粧の匂いがするし。

「川西さん、話聞いてました?……いいや、それより」

伏せた目はキラキラしている。まさか、

「妖怪って、見たことある?」

幾野絢子のその一言によって、俺はHTCのベルトで決めたナウいコーデからやぼったい中学の制服に引き戻された。……くそったれ!

つまるところ。

幾野絢子も俺も変わったのは外見だけで、中身は何も変わっていないのだ。

……淡い恋心も変わっていないのかって?
分かりたくもないね!

次のお題
【猫】【花】【インナーマッスル】

[174] Oh 2014/01/23 23:11 1o/8FNUiIsq

その猫は、私が子供のころからずっとそばにいて、今は大学生に飼われている。なにが彼女を長生きさせているのだろうか。私はふと疑問に思い、公園のベンチから、花壇で近所の子供たちと戯れる猫に目を向ける。
 きっとインナーマッスルが健康と長生きの秘訣なんだろうな、などと馬鹿みたいなことを考えながら、名前を呼び、朝の散歩を再開させる。
 今日もいい一日になるといいな。

「子豚」「狸」「狐」

[175] いのりん(ハァト) 2014/01/23 23:21 1o/8FNUiIsq

僕が飼っている動物は3匹。

太郎、次郎、三郎という名前だ。

太郎は子豚で、とても愛くるしい瞳をしていて、いずれ出荷されてしまうことを考えると、少し切なくなる。

次郎は狸で、正確に言うと動物じゃない。置物なんだ。信楽焼きって知ってる?食べ物じゃないよ!

三郎は狐。実家の池袋へ手袋を買いに来たところ、お袋に捕獲され、市のごみ袋に入れられちゃったんだよね。かわいそう。

お題「川端」「三島」「ズッ友」

[176] 名も無きザビラー@ザ掲示板 2014/11/23 18:23 7B/fULTHVpg

昔は栄えていた川沿いの町

その川端に、今では惨めで小さな家が、まるでジオラマみたいに並んでいる。
けれど、夜になると川面に家々の灯りが反射してそれはそれは美しい景色となる
長い時が経っても変わらない、変わりようの無い町・・・

昼はみすぼらしく、見る影もない家並みが夜の何時間かだけ
御伽の国のように見えるその町に育った自分には
遥かな昔を感じさせる
懐かしい廃れた町。

ずっと友達だった彼ももう亡くなって久しい。
最後の巡礼のように今日この町を訪れ、二度と来ることの出来ない道を、川を
年齢に似合わない軽やかさで風のように見渡し去る自分。

体は三島にある病院に置いて来ている。
そろそろ終わりが、始まったようだ・・・
戻らなければ。

次は
ポスター、歯ブラシ、渡り鳥 で。

[177] てすと 2014/11/30 23:02 UK/2EM2DeDU

学校便り 6月号 すぎの子
【歯の健康教室 歯を大事にします 6/4】
市保健課歯科衛生士,中村 春代さんをお迎えし,歯の健 康教室を行いました。子ども たちは大型の挿絵や歯の模型 等を見ながら,虫歯のできる 原因,虫歯が原因となる主な 病気,虫歯になりやすい食べ 物・清涼飲料水,歯磨きの仕 方,歯ブラシの点検などたく さんのことを学びました。特 に夕食後の歯磨きに時間を掛けることの大事さがよく分かりまし た。各家庭での朝,夜の歯磨き指導をよろしくお願いします。
【よい歯 元気いっぱい 図画・ポスターコンクール】
受賞おめでとうございます

【渡り鳥 アカショウビンの鳴き声,「キョロロロロー ...」が聞こえています】
最近,長音寺付近では,朝夕に南からの 渡り鳥アカショウビンの「キョロロロロー ...」と尻下がりで,もの悲しく感じられる さえずりが聞こえています。ヒヨドリと同 じくらいの大きさで,見える部分の羽毛は ほとんどが赤褐色,くちばしと足は赤く, 目は黒いです。体の色は,雌雄ほぼ同色で す。主なえさは,渓流に飛び込んで捕る魚 やカエル,サワガニ,水生昆虫などです。耳を澄まして鳴き声を 聞いてみてください。

[178] ラド 2014/12/01 01:49 ML/MQNJbPj9

次のお題

悪友 いたずら 作戦

[179] AB 2014/12/23 17:27 JG/NEqe7eyb

悪友にいたずらしようと思ってるが、面白い作戦ないかなあ。
「選挙」「アフリカ象」「栗ごはん」

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