少しでもヒマつぶしなればいっかなて
書きはじめました(;・д・)💦
良かったら読んでねw
かんそーとかも聞かせてね(・ω<)☆
【 http://thebbs.fc2.com/thread/342803 】\_(・ω・`)かんそーはココ!
(´・ω・)ノ★*゚*ヨロシクデス*゚*☆
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《ニュルンベルクに生息する野性のツキノワグマは、赤血球が長くて「ショティクザーッ!」と鳴くが、ケルトの言葉で「殺人遊戯」という意味の単語と同じ発音だ。》
お気に入りのカントリーで
目覚めた冬の朝。
「……ハラが減った…な。」
俺は偏食家だ。
うどんスープを食べないことなど朝飯前だ。
おでんライスを食べないことなど朝飯前だ。
立ち食いわんこパスタを食べないことなど朝飯前だ。
そんな俺はいつものように
行きつけのお好み焼きの店《南米料理専門店−狩人−》へ行くことにした。
俺は狩人へと向う途中
ふと姪っ子の事を思い出していた。
姪っ子の職業は元諜報部員である。
お笑い芸人をかぐわしくする担当だ。
「ねぇ、オジちゃん。
このピザ屋はマグロの刺し身を置いてないのよ。
ピザ屋としてふさわしくないわよね?」
「そうなのか、なら別のところを
探さなきゃな。」
「どうしてこの街のピザ屋には
マグロの刺し身が置いてないのかしら。」
「そうだな、何故だろうな…〜」
あの時、俺は姪に何とこたえただろうか。
思い出そうとしても、思い出せない。
姪は俺によくにていた。
道すがら幾人かの顔みしりに自暴自棄な
挨拶をし、お目当ての店へと歩いた。
ガン、ガシャガシャ、ギ…ギギ、ガガガ
ガコガシャ、ガコガシャガシャ、ガラララ
狩人の入口はたてつけが悪い。
《南米料理専門店−狩人−》は
カウターのみの趣のある店だ。
仕込み中の店主が営業前の来店者を
確認するためか、俺を一瞥した。
「……いらっしゃい。」
カウターの向かい側の厨房から店主が
ボソっと告げた。
俺はイスを一つ引くとそこに腰かけた。
「モーニング」
店主は俺の注文に仕込みの作業を中断し
別の作業に取りかかった。
「………」
薄暗い店内では静かな音量でラジオが流れている。
《朝起きると調教師になっていた。と
意味不明な供述を繰り返しているもよう…〜》
俺はラジオを聞き流し、新聞を広げた。
−トノサマガエルはペットショップに通う!−
−アノ、将軍様の家には専用の劇場がある!−
−逆ギレか?!強くないアナーキストの強気な言い訳!−
世間は今日も平和なようだ。
「どうだい?最近、景気は?」
手持ちぶさたで、店主に声をかけた。
「annoying.do not bother.」
……?どうやら、邪魔をするなと
云うことらしい。
調理中は修行時代を思い出すようでいつもこうだ。
俺は興味のなくなった新聞へ、目を戻した。
《被害者のタクシー運転手は「奈良で武将を片付けるな!」と言い残していた事がわかりました。》
ラジオと調理中の音が店内を充たしていた。
《カッカッカッ、カッカッカッ》金属のぶつかりあう音に、俺は目を上げた。
店主は小さな器にはいったお好みの生地を
リズミカルにかき混ぜているところだった。
「何時もながら、たいしたもんだ。」
世辞を抜きで俺は言った。
「………………」
店主は俺の言葉に応えることなく、調理を続けた、いったん生地の入った器を傍らに置くと
鉄板に手をかざした。
いつの間にか鉄板には火がはいっていたらしい。店主は鉄板に油をひいた。
ジュッジュー、ジッジュジュ、ジー
蒸気がたち、ソースの焦げるにおいも立ち拡がる。
焼きあがったお好みが目の前に出された。
店主はまだ手を動かしていた。
洒落たガラスの器に白いクリームを山のように盛った、そこに黒いソースをかける。
「モーニングお待ち。」
クリーム山盛りの器を差し出してきた。
寝起きの頭には糖分が必要だ。
俺はこの時のために生きている、と言っても
言いすぎではないだろう。
旨い……。
医者には止められているが、コレばかりは
やめられない。
代金を支払い俺は店を後にした。
ばんしさん、すごいねえ。
小説感動しました。また、色々書いて下さい。
ㄱㅈㅅㄷ그긔ㅡ
(^◇^)
舟橋市中山