ただの書き捨てです。
レス不要。
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datをダウンロードいつもの何気ない行為からの始まりだった。
仕事が終わり家路着く。
風呂に入りビールを飲みながらPCでネットを見る。
私の何時もの日常である。
ネットといっても、とある掲示板を見て気になったスレッドに書き込みをする。
大概はいらない野次や煽りであったと思う。
その日も同じように掲示板を見ていた。
雑談やネタ・オフ会の誘いなどくだらないスレッドばかりしかないハズレの日。
面白くないな…とタラタラ見ていたら、目にとまったスレッドがあった。
内容はこうである。
女性と思われる人からの恋愛質問スレ。
会社の上司を好きになりました。年齢は7歳年上です。
いろいろサインは出しているつもりなのですが、
その上司は私の事をただ一人の部下としか見てなくて、一女性とは見てくれません。
噂になっている同僚もいます…真相は分かりませんが。
告白してお付き合いをしたいのですが、直接言う勇気がありません。
何かアドバイスを下さい。お願いします。
と言う内容。
「釣りかネカマか…」と始めは思ったが、
「ヤレルの?」とか「処女?」とかくだらない書き込みしかつかないので気の毒になり、
「釣られてもいいか」と真面目に返答をしてみた。
上司に相談があるとか理由つけて、飲みにでも誘えばいい。
そこで上司に付き合っている人があるのか?
気になっている人はいるのか?
とかいろいろリサーチしてみれば。
考えてみれば、大したアドバイスにもなっていない返答だったと思う。
しかし、他の書き込みよりはマトモな返答だったのであろう…。
ありがとう御座います。早速明日にでも行動してみます。
との返答あり。
「あっ、これは完全に釣りだな…こんなのやらないだろう…」
その日は悔しさを胸に眠りについた。
次の日は私は7歳年下の部下から
「相談があるので、仕事終わりに時間頂けませんか?」
と声がかかるであった。
部下の相談を請けることも仕事の一つか…と考え、
仕事上で何かトラブルでもあったのか?
同僚との人間関係でも悪くなったのか?
何だ???
…と、最近の出来事を思い出そうとしていた。
仕事が終わり、会社近くの居酒屋へ。
適当にツマミを注文、ビールで取り合えずの「お疲れ」の乾杯。
すぐに「相談って何?」って切り出すのも何だし
お得意様の話や自分と同期入社した人の話とかで場をなごましていた…はず…。
ビール2杯目を頼んだ時に、不意に部下が聞いてきた。
「彼女はいるのですか?噂になってる人いますけど、どうなのですか?」と。
私は「はぁ?」と一瞬止まったが、「飲み慣れてないから1杯で酔ったのかな」と思い
「なんだ?どうした?」と心配しつつ話をはぐらかそうとした。
それでも部下はグイグイくる。
何だか答えるしかなくなり
「いないし、そんな噂流れてるの?誰その人?」と返答。
「本当ですか?!」と迫る部下。
「何だ、本当だって! そう言えば相談って何?」
何だかオカシナ展開になる思い、話を切り替える…というか本筋に入ろうとした。
だが、「また、今度にします。また相談に乗って下さい。ご馳走様でした」
と、早々に帰っていった。
「???」疑問しか残らず、注文したビールを飲み干し帰ることとなる。
家路につき、シャワーを浴び、まだ飲み足りないアルコールを飲んだ。
「何だったたんだ」と考えつつ、PCを開き、掲示板を覗く。
正に答えはそこに…そのスレの中にあった。
これはまぢ支援
今日上司に相談って言って居酒屋に行ってきました。
緊張したけど酔っ払ったフリして気になってる事を聞いてきました。
彼女はいないみたいで、噂も嘘っぽいです。
でもそれしか聞けず、逃げるように帰ってきてしまいました。
また、相談って嘘ついて誘っても大丈夫でしょうか?
頭おかしいと思われませんでしょうか?
アドバイスを下さい。お願いします。
そのスレにはスレ主の書き込みがあった。
まさかとは思うが、私は当事者のようである。たぶん…
くだらない書き込みしか付いてなかったのに、アドバイス的な書き込みが付いてくる。
「また、すぐ誘ってみれば?来たら気があるかも」
「いや、彼女いない今のうちに早めに告れ」
余計な事レスするなよ…と思いつつ、このままでは駄目だと書き込みをする。
できるだけ穏やかに、他のレスに惑わされないように…
「良かったですね。でもすぐ誘わず時間おいた方がいいと思いますよ。
3度目がなくなるといけないと思うから。それに明日会社で会ったらお礼と謝罪を忘れずに」
すぐに返答が来た。
「昨日の方ですね。ありがとうございます。そうして見ます。
また、相談に乗って下さい。」
とりあえずはホッとした。
しかし、酔っ払ったフリって…
次の日変な緊張を覚えながら会社に出勤した。
真っ先に部下が私のところへ来た。
「昨日はありがとう御座いました。相談あったのに、お酒に酔ってしまって変な事聞いてしまいましてスミマセンでした。日を改めて相談にのって下さい。」
と、言い放ち私の返答もまたずに自分の席に戻った。
「まっ、大丈夫か。気にしないで仕事に集中しないと」
私も自分の席につき仕事を始めた。
何だか視線を感じるような気がして、回りをみる。その部下と目が合う。
部下が「あっ!」感じで目を背ける。
そこからもう気になりだし私もついつい見てしまうようになる。
仕事に集中できるか!ボケ!!!
仕事が終わり家路に着く。そして何時もの行動。
あのスレには部下が書き込みをしていた。
「今日お礼と謝罪をキッチリしました。オカシイ奴だとは思ってないようです。ホッ。
それよりも仕事中、彼が私をよく見てきて目が合うのです…もしかして気がある?」
「ぶぅっ…!」ビールを吹き出しそうになる。
何となく負けた気がした。
続きまだか糞ボンクラノロマが
あほ