スレッドがほかに見当たらないので立ててみました。
唯神論、天使悪魔の存在意義、果ては宗教に基づく倫理観に至るまで、広く議論
する板です。
>273
僕は、あくまで神というものに対しては中立的ですね。
存在の有無は死ぬなり啓示を受けてから論じることにしようと思っています。
全知全能である必要性ということですが、例えば、生れ落ちた直後に命を不慮の事故によって落とした赤ん坊の不平等を一体何を持って納得するか。
とか、生まれてから人を散々にいたぶってきたのにもかかわらず、優雅に人生を終えようとしている人が存在しているとか。
神がもしこの世にいて、人間を作ったとして、彼が絶対的な真理として世の中に君臨したいと思うならば、少なくても人間がどうしようもない理不尽に一抹の希望の光を差してあげるのは
神の義務では無いのか?
また、この世に存在するあらゆる悪行を赦せと仰せの神は、その悪行によってずたずたにされた人の心をどう取り繕うというのか?
そして、それが理由で自殺をした人、悪魔を崇拝した人は、果たして本当に赦されるべきではないのか?
などなど、神が存在した上でなお、全知全能でなければ赦されない、人間の作った欺瞞の数々は多々ありますね。
赦しと裁きという二つの相容れないものが存在して、その均衡をとりつつにおさめる必要を人に要求しながら、答えを用意しておかないのは
子供のいたずらというにはひどすぎるのではないか?と。